抗インフルエンザ薬の効果はどのようなものか? 抗インフルエンザ薬は、その使い方として、発熱などの発症後に治療のために使う一般的な使い方と、家族など周囲にインフルエンザ患者がいる時に発症予防のために使う予防投与の2種類があります。. それでは、インフルエンザの予防接種におけるデメリットについて考えてみましょう。まずは前述の通り、予防接種を受けたからといって必ずしもインフルエンザの感染を防げるわけではありま … 妊活中には、また妊娠が叶っていないにも関わらず、様々な規制があります。・過度な飲酒は控える。・タバコは控える。・過度な運動は控える。など、いつか出会えるかも知れない赤ちゃんのために、体調に気を配り続けなくてはなりません。そして、その中でも特に必要とされているのが感染症の予防です。感染症の中のいくつかの病気には、妊娠中に罹る事で、赤ちゃんへの影響が恐れられているもの、また妊婦自身の健康に害を及ぼすものが存在します。そのため、妊娠する以前の段階で予防接種を打つ、また感染症にかかりそうな場所には出向かないなど、いつも以上に注意する必要があります。では、妊活中はいつ妊娠してもおかしくない時期ですが、そのような時期に予防接種を受けても問題はないのでしょうか?今回は毎年流行するインフルエンザについて、妊活中での予防接種の可否、そのメリット・デメリットについてご説明します。(監修:看護師), インフルエンザとは、一般的な風邪とは異なり「インフルエンザウィルス」に感染してから1~3日の潜伏期間を経て発症する感染症です。特に冬に流行る感染症として知られており、日本では、毎年11月~12月頃に始まり、翌年1月~3月に減少する傾向があるとされています。症状としては、・38度以上の高熱・関節痛、筋肉痛、頭痛など・全身倦怠感・食欲不振などが挙げられますが、咳や喉の痛み、鼻水などの「呼吸器症状」、腰痛や悪心(吐き気)などの「消化器症状」を伴うこともあり、また重症化することで肺炎や脳炎(インフルエンザ脳炎)へと繋がるケースもあります。また、特に妊娠中のインフルエンザ感染は重症化する傾向が強いと言われています。昨シーズンでは国内での妊婦死亡者はありませんでしたが、諸外国では妊婦死亡例が多数報告されています。また、妊婦がインフルエンザに罹る事により、早産の確率が高くなったとの報告もあります。そのため、妊活中・妊娠中のインフルエンザ予防の必要性は日本産科婦人科学会からも注意喚起されています。, それでは、インフルエンザワクチンについて説明しましょう。インフルエンザにはA型・B型・C型がありますが、主に流行するにはA型とB型といわれています。そして現在のインフルエンザワクチンでは、A型2種類・B型2種類の計4種類のワクチン株を使用しています。厚生労働省によると、予防接種にはウイルスの「感染」を完全に防ぐ効果はありませんが、インフルエンザの「発症」を一定程度抑える効果があると認められています。そして、「重症化」を予防する効果が最も大きいとされています。先でも説明した通り、妊娠中はインフルエンザに罹ると重症化しやすいと言われています。そのため、WHOも妊娠中の予防接種を推奨しています。妊活中に予防接種を受けていれば安心ですね。インフルエンザの予防接種は不活化ワクチンなので、妊娠中の全時期において接種しても安全とされています。これまで胎児に影響が出たという報告はありません。なお、インフルエンザの予防接種の効果は、摂取後2週間から現れ、5ヶ月間継続するといわれています。そのため、インフルエンザが流行り始める11月下旬より2週間前、10月下旬~11月上旬頃に接種すると良いとされています。, インフルエンザの予防接種を受けるメリットは、前述の通りインフルエンザ発症を一定程度抑えること、また万が一罹った場合でも重症化を防ぐ効果があることが挙げられます。また、妊活中は排卵のタイミングで性交渉を行わねばならないなど、様々な規制が伴うので特に感染症には罹りたくない期間であるといえるでしょう。大切な排卵のタイミングや受診のタイミングを逃さないためにも、また心と身体の健康のためにも、発症や重症化を防ぐ効果は大きなメリットであるといえるでしょう。, それでは、インフルエンザの予防接種におけるデメリットについて考えてみましょう。まずは前述の通り、予防接種を受けたからといって必ずしもインフルエンザの感染を防げるわけではありません。それでも、インフルエンザに罹った場合も重症化を防ぐことができるので、それが接種のデメリットであるとは言い切れないでしょう。しかしながら、インフルエンザの予防接種を受けるために病院を訪ねることで、インフルエンザウイルスを貰ってしまう危険性はあります。そのため、予防接種を受ける際は専用の時間帯を利用したり、予約可能の医療機関を選んだりと注意が必要です。医療機関に行く際には、マスクの着用アルコール除菌をするなどの対策が重要となります。その他には、ワクチンによる副反応が起こることがありえます。卵アレルギーを持っている場合は、重篤な副反応(アナフィラキシーショック)が起こる可能性が高いとされていて、予防接種を受けられないケースもあります。その場合は、実際にインフルエンザに罹った段階で、抗インフルエンザ薬を服用する治療方法が用いられることもあります。, 以上のようにインフルエンザ予防接種の概要、また予防接種のメリット・デメリットについて解説させていただきました。インフルエンザは毎年冬になると猛威を奮う感染症です。また、A型・B型インフルエンザウィルスの他にも新型ウィルスも現れており、その対応は年々異なります。妊活中というのは、いつ妊娠してもおかしくない状態です。そのため、特に母体・胎児に影響があるウィルスに関しては常に予防しておくことが大切です。(文章作成:とまときっちん), ただ今、子育て真っ最中です。8歳と7歳の一姫二太郎の母親です。 今でも現役バリバリで看護師やってます! 5年前に職場復帰し、「家庭と仕事の両立!」を目指して日々奮闘しております。 が、たまには疲れてサボる事も...。 無理せず出来る事をコツコツとしていこうと思っていま〜す。 最近ハマっているのは、時短料理♪ クックパッドで『時短料理』と検索して、簡単そうなものからチャレンジして作ってます。 【経歴など】 広島の某看護大学看護学科を卒業。看護師と保健師の国家資格を取得する。 一人暮らしを夢見て、大阪の総合病院手術室で6年半勤務。 結婚を機に地元広島に呼び戻され、退職。半年ほど主婦業に専念してみたけれど、ストレスで息が詰まりそうになり、すぐに就職。地元の総合病院で働き始める。 再び手術室で2年間勤務、その後は年子で出産になったので、産休&育休で3年間休む。 復帰後は、子育てと仕事の両立のため、日勤のみの外来(小児科・産科・外科・皮膚科など)で勤務。 最近では子供達が小学校に上がったこともあり、救急外来の配属となる。「ACLSの資格を取れ!」と、上からプレッシャーがかかり、勉強中です。. 【医師監修】家族がインフルエンザにかかり、感染の可能性が高いと、インフルエンザの予防投与を受けられることもあります。この記事で、インフルエンザの予防投与とは何か?から、かかる費用や効果まで解説します。 【小児科医が解説】ワクチンでの訴訟や死亡事故の報道を見て、「予防接種は副作用などが危険」と考える方がいるようです。予防接種のリスクはゼロではありませんが、受けない場合のデメリットとしっかり比較することが大切です。予防接種メリット・デメリットについて解説します。 奈良市登美ヶ丘の小児科・アレルギー科 しだ小児科クリニックです。質の高い専門的な小児科総合診療を提供し、子育て家族を応援するクリニックです。お母さんに安心な広く停めやすい駐車場が60台(同施設内共用)あります。学研奈良登美ヶ丘駅から徒歩10分。 インフルエンザの予防として、タミフルを予防投与することは効果があるのかを調べてみた!予防接種と違い注射をすることなく、服用するだけ効果があるかも知れないタミフル。しかし、そこには、3つの大きな問題点があった。 デメリット. と思っておられる患者さんが時々おられますが、まず大前提として、通常は自然に治癒する病気です。, インフルエンザでも症状が軽度な場合には、必ずしも抗インフルエンザ薬を使う必要はありません。, 抗インフルエンザ薬ははじめて発売された2001年より以前は、インフルエンザの治療薬はなかったわけです。, 海外では今でもほとんどインフルエンザの迅速検査もしませんし、抗インフルエンザ薬も使用しません。私の留学していた医療環境の良いカナダでもそうでした。世界の抗インフルエンザ薬の約8割を日本が消費しているというのですから異常な状態です。, 気軽に抗インフルエンザ薬で治療できるほど、日本の医療システムが素晴らしい、という見方もできます。, 当時病棟にいていた白血病のお子さんがインフルエンザになってしまったんですが、指導医の先生がタミフルを使ったところなんと翌日に熱が下がったのですね。それで指導医の先生が感動しておられたのが非常に印象的でした。, 特に、このような基礎疾患がある免疫や抵抗力の弱いお子さんにとっては、インフルエンザは治りにくいし重症化もしやすい危険な病気ですので、治療薬には意味が大きいです。, 科学的に証明されているのは解熱するのが約1-2日早い、というくらいなのですが、みなさん1日でも早く楽になりたいわけで、自分だってかかればタミフルを飲みます。, それに、科学的に証明するのって結構難しいものですから、それが1−2日早く解熱するのが証明されているなんて大したもんです。, 抗インフルエンザ薬も他の全ての薬と同じで、体に合う、合わないはあります。アレルギー反応などが起きてしまうこともあるでしょう。そのあたりは特別なことではないのでここでは触れません。抗インフルエンザ薬に特徴的なことを記載します。, (平成 19 年2月に、タミフルを服用した中学生が自宅で療養中、自宅マンションから転落死するという事例が2例報道されました。), 厚生労働省から一時期10代の患者さんにタミフルの使用を差し控える勧告があり、研究班が結成され調査が行われました。, しかし、因果関係の完全否定というのは悪魔の証明と言って、いつまでたってもできません。, まあ、注意はしないといけませんが、、、、ここまで調査してくれているんですから大丈夫でしょう。, 飲み薬でカプセルだけでなく、小児用のドライシロップもありますので、小さい子にも使いやすいです。, 嘔気などの消化器症状が出ることがあります。インフルエンザで高熱で嘔気が出ますので、嘔気が出たからと言って必ずしもタミフルのせい、ということはないでしょうが、、、小さい子では嘔吐して飲めないということを時々経験します。, 吸入ができる年齢でないと使えません。このため10歳以上にお勧めしています。できる子なら6−7歳くらいから使用できます。, 今はタミフルが10代に処方制限が解除されたとは言え、10代になれば吸入薬が使用できます。, 私としては、吸入できる患者さんに、あえてタミフルを使用しなくても良いかなと思っています。, 喘息がある患者さんでは、気管への刺激になりますから、喘息発作を誘発する可能性があり注意が必要です。, もともとインフルエンザで喘息は悪化しやすいですので、その状況でさらに刺激になる可能性があります。, 吸入する粉末の中に牛乳の成分がわずかに含まれているため、重度の牛乳アレルギーの場合には使用を避けた方が良いでしょう。, また、肺炎などがあると、きちんと薬剤が投与できない可能性もあり、避けた方が良いでしょう。, ただ、海外で行われた臨床試験でイナビルの効果が不十分だったという報告があり、イナビルを採用していない国もあります。, 我々日本人に有効であれば問題ないわけですが、研究によっては効果が出ないというのは懸念材料ではありますね。, 抗インフルエンザ薬の効果を比較した研究もありますが、どれも特に変わりありませんでした。, 薬の血中濃度は他の投与方法よりも速やかに上がりますが、それが臨床的に違いがあるほどは差を生まないのです。, タミフル 飲んでいるけど、熱が下がらないのでラピアクタ、というのは意味がありません。点滴するのが痛いだけです。, 点滴でラピアクタを投与しなければならないような状況とは、どのような状況でしょうか?, このような患者さんは入院したり検査を受けたりすべきなので、入院できるような病院へ紹介させていただくことがほとんどです。, 他の抗インフルエンザ薬は、「インフルエンザウイルスの増殖に欠かせないノイラミニダーゼという酵素の働きを阻害」して薬効を発揮するノイラミニダーゼ阻害薬と呼ばれますが、, インフルエンザウイルスを消失させる速度が速く、他のノイラミニダーゼ阻害薬よりも周りへの感染を減らせるのではないか、ということもメリットと考えられます。, ゾフルーザはせっかく唯一の作用機序が違う薬剤なので、ノイラミニダーゼ阻害剤が使用できない、あるいは有効でない患者さんに限定して使うべきでしょう。, ところが、昨年のテレビや雑誌が新薬として過剰に取り上げたためか、たいへん話題になり、処方を希望される患者さんが多くでてこられました。, その結果、せっかくの素晴らしい新薬が気軽に処方されすぎてしまったために、小児患者の23%、成人では10%程度で耐性ウイルスが検出されました。ゾフルーザが効かないウイルスが出現したのです。, 耐性ウイルスといってもゾフルーザが効きにくいだけで、特別毒性が強いというわけではありませんが、いざという時の薬の一つが効かない、ということになります。今後毒性の高いものに変異して流行する可能性もあるわけで不気味です。, 想像してみてください。致死性の高い新型インフルエンザが流行り、タミフルやリレンザなどのノイラミニダーゼ阻害薬が効かない、ゾフルーザは何とか効く、なんてことがあるかもしれません。ゾフルーザがどれほど大切な薬かわかりますよね。使わなくてもいいところで使ったために、肝心な時に使えなくなったら大変なことになります。, ゾフルーザに限らず、新規の薬剤は、これまでにない恩恵がある一方、予期せぬ副作用が起こる可能性もありますし、大切に、慎重に使う必要があります。, このような経緯から、本年度は日本小児科学会からはゾフルーザの使用を推奨しない以下の提言が出されています。, 当院でも、もうすこし薬や耐性ウイルスの情報がはっきりするまでは原則ゾフルーザは使用しません。, 当院では全体的に副作用頻度が少ないため、吸入できる方(特に10代の患者さん)はリレンザかイナビルを使用します。, イナビルは一回しかチャンスがありませんが、リレンザは失敗しても何度も吸うチャンスがあります。, また、どんな薬でも薬が合わない可能性はあります。合わなかった時にリレンザはすぐにやめれますが、イナビルは投与終了していますからやめられません。, ただ、利便性はイナビルの方が高いです。実際イナビルを希望する患者さんが多い、というかほとんどです。, タミフルは飲み薬です。投与できたかどうか?と迷いません。飲めたかどうか見ればわかります。, 一番初めに登場したため小児含めて使用経験が多く、また抗インフルエンザ薬として唯一ジェネリックも出ています。, 抗インフルエンザ薬を使いたくない人、何らかの理由で使えない人は使用を検討すると良いです。, ならないようにワクチンをお忘れなく!ワクチンにより感染しにくくなりますし、かかっても重症化しにくくなります。, 抗インフルエンザ薬で治療する場合には、発熱から48時間以内に治療を開始する必要があります。(48時間以上経過した後に治療した場合には、有効性を裏付けるデータがありません。), ただ、治療効果は解熱を1−2日短縮できるというものですので、残念ながら使用したらすぐに治る、というものではありません。, また、抗インフルエンザ薬で治療する、しないにかかわらず、インフルエンザの際には異常行動がないか(特に発熱して2日間)注意しましょう。厚生労働省のパンフレットを載せておきますので、参考にしてください。, 子育て支援の一環として、当院かかりつけで「症状が安定している」患者さんを対象にオンライン診療を行なっています。, 抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無、種類にかかわらず、インフルエンザ罹患時には異常行動が発現, タミフル及び他の抗インフルエンザウイルス薬ともに、発現頻度は10 代と 10 歳未満とで明確な差はない, インフルエンザ罹患時に異常行動が発現していることを鑑みれば、タミフルを含め、薬剤と異常行動との因果関係の否定も困難であり、因果関係は未だ不明と言わざるをえない, タミフルのみ積極的に 10 代 患者の原則使用差し控えの予防措置をとる必要性は乏しい。, 他の抗インフルエンザ薬は、「インフルエンザウイルスの増殖に欠かせないノイラミニダーゼという酵素の働きを阻害」して薬効を発揮する, 一方で現時点においては同薬に対する使用制限は設けないが、使用に当たっては耐性ウイルスの出現や伝播について注意深く観察する必要があると考える。.

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